2016年8月28日日曜日

waterをワーラーと言う練習は必要?

アメリカ英語を聞いているとwaterがワーラーと聞こえたり、betterがベラーと聞こえたり、つまりtの部分の音がカタカナで敢えて書くと「ラ」っぽく聞こえることがあります。これはアメリカ英語で顕著に起こる現象でフラップT(flap T)と呼ばれることもありますが、特徴的であるが故に「この音が出せないと英語は通じない」「出せた方が通じやすい」などと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、tの音が適切に(これもカタカナで書くしかないのですが)「タ・テ・ト」のように出せていれば、それが原因で通じないとか誤解されると言うことはありません。むしろフラップTっぽく音を出そうとカタカナの「ラ」を狙ってしまうと聞く側にとってわかりづらい発音になることすらあります。
そして、通じやすい英語にするためにはフラップTよりも、個々の音をしっかり出せるようになることの方が優先度が高いですし効果があります。英語の発音の練習は何となくネイティブっぽく響かせることではなく、聞き手に自分の話の内容をストレスなく伝えるためのにやるものだと、再度、思い出して下さい。
そのため、販売中の発音教材でもフラップTの解説はかなり後回しになっていてやっと先日販売開始したという経緯があります。
しかし、では話すことにおいてこの音は全く無意味かというと実はそうでもなく、これによって話すのが楽になるというメリットも確実にあります。今回の動画はそのあたりのお話しです。

2016年8月19日金曜日

water(水)がワーラーと聞こえるわけ。フラップTの解説の販売を開始しました

water(水)が「ワーラー」のように聞こえることがあります。このときのtの部分の音は[t]と[d]におけるフラップT(flap T)とも呼ばれることがある音ですが、これを真似ようとカタカナのはっきりした「ラ」を狙うとそれは違う音になってしまいます。またwaterのときだけ言えるようになったとしても、この現象は他の英単語でも起こるので十分とは言えません。

Vol.27では、この音の練習方法、出し方をまずは一単語の中での利用に絞って解説しています。教材販売ページはこちらです(480円、MP3による解説音声とテキストのPDFファイルです)。

2016年8月18日木曜日

differenceは「ディファ」と言ってからrの準備に入るわけではありません

小学5年生からの英語発音のVol. 20〜Vol. 24とVol. 26でR関係の音を一通り解説しました。これでR関係の音に関しては全ての音に対応出来るのですが、個人レッスンでの経験から、練習時に難しく感じる、またはうっかりと違う音の出し方をしてしまう箇所があるように感じましたので、ここで補足解説したいと思います。
まず、differenceと言ってみて下さい。このとき(敢えてカタカナで書くと)「ディファ」と言ってから次のrのために舌の位置をセットする方がもしかしたらいるかもしれません。しかし実際は「ディファ」の最後のところで音を出すとき、すでに舌をrの位置にもっていき[difɚ]のように発音します。そしてそこから舌の位置をそのままで、決してrのために位置を取り直さずに「レント」の部分を発音します。
[difɚ]で舌が適切な位置に引けていればそれが次の「r+母音」を出す際のスタートの位置なのでそのまま音が出せるはずです。しかしそのためにはVol. 20で解説している[ɚ]の音が正しく出せることが必要です。この音は少し難しいですが、どうしてもRにまつわる音を出す際の基本となりますのでマスターして下さい。
個々の音が出せるようになれば、それらを組み合わせて単語、文章を発音する際に無駄のない動きで楽に発音出来るようになります。


これまでの経緯

【平成28年 (2016年)】 ◆9月 6日◆  A夫訪れ、直後A妻がバラバラに訪れた。 将登(まさとう)、タバコのサンプルを渡す。将登が換気扇の下で実験を行うが、A家族3名は臭いを確認できず。 ◆9月22日◆                              ...